第2回ゲスト 森本麻衣子さん 元レッズレディース選手 その1

第2回ゲスト 森本麻衣子さん 元レッズレディース選手 その1 

 今回の「トーク!トーク!トーク!」は、元レッズレディース選手で、昨季引退した森本麻衣子さんに、ご登場いただきます。
 森本さんは、現役時代、ひたむきなプレーと粘り強い守備が特長の選手で、引退前の数年は、主戦場をサイドバックとしてプレーしていました。09年のリーグ優勝にも大きく貢献した選手の1人です。

 今回のインタビューでは、引退を決意した理由、次に目指す夢、レッズレディースやサポーターへの思いなどについて、うかがっています。これから3回にわたって、お送りします。
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第1回ゲスト:塚本高志さん その3(終)

あの横断幕は宝物

清尾 話は前後しますが、塚本さんが01年の6月にレッズの代表に就任されてすぐに、小野伸二のオランダ行きとエメルソンの獲得という大きな出来事がありましたね。

塚本 そうですね。フェイエノールトは小野を獲るのに限界いっぱいまで移籍金を積んでくれましたので、この金は全部補強に使え、と指示しました。他のことには一切使ってはならん、と。そうしたら横山GMが、エメはどうでしょうか、と言ってきたので、それはいいな、と思いGOを出しました。

清尾 あのエメルソン獲得は、すごいなと思った記憶があります。前年、札幌にいて散々レッズが苦しめられた選手じゃないですか。そういう選手を、しかもディビジョンが違うとはいえシーズンの最中に獲得する、というのは、それまでのレッズにはなかった手法だと思いました。

塚本 年俸と移籍金を含めて、小野が残していってくれた分を少し越えて赤字になってしまいましたけどね。エメルソンとトゥットの2本柱で得点力がグンとアップすると思いました。

ただスピードの点でエメがずば抜けていたので、トゥットがちょっと弱気になってしまったところがありましたが。

清尾 トゥットは気が利いたプレーができましたし、ドリブルもエメとは違った良さがありましたね。

塚本 トゥットのドリブルは重戦車のようでした。しかしエメのスピードや、振り向きざまのシュート、あるいはタイミングの早いシュートなどは、誰と比べても素晴らしかったですからね。

清尾 脚をあまり振り上げることなく強烈なシュートを放ちました。

塚本 ボクシングで言うと、ノーモーションでストレートを打つようなものですね。だから02年は、この2人がいて、達也や永井が絡んでくれば点は取れるだろうと。あとは守備を固めれば勝てると思っていたんです。最初はカウンター気味になるでしょうが、それもいいじゃないか、と。

清尾 3か年計画を始めた02年の春は、新卒だけの獲得

で、塚本さんの在任中に、移籍による補強はなかったですね。その後、8月にゼリッチを獲得したぐらいで。

塚本 オフトは、その年の補強については言わなかったですね。若い選手の素質を見て、これで十分だと思ったのでしょうね。ただ、誰を獲りたい、ということがあれば最優先でそちらにお金を回すと思っていました。当時はまでそれほどの財政規模ではなかったですが、他を削ってでも限りある資金をチーム強化のために使う、と公言したのですから、それが自分の仕事だと思っていました。

清尾 不思議なのは、02年6月で代表を退任されたことです。その前の中川繁正さんも清水泰男さんも3年から4年は代表を務めておられました。それが就任してたった1年でした。

塚本 たしかに最低2年という慣例はありましたが、過半数を持つ株主の三菱自動車が交代しろと言えば、それで決まってしまいます。

清尾 しかし、ご自分の決めた「3か年計画」が始まって、ま

だ半年じゃないですか。順調に滑り出していたのかもしれないけれど、それは「予定どおり」結果がまだ出ないという時期しか見ていないでしょう?これから上昇していく、という保障はなかったじゃないですか。

塚本 保障はなかったですけど、そこはGMの森君がいましたから。彼がいれば大丈夫だと思っていました。実際に、その後タイトルを獲っていけたのは、森君がいてくれたので一番大事な基礎作りの時期をブレずに進められたのです。

清尾 塚本さんが退任されたのは、ちょうどワールドカップ期間中でしたから、お別れもできなかったですね。

塚本 そうですね。リーグ戦が再開したときには、もう岡山に帰っていましたから。でも、その再開の試合でサポーターが私に対するはなむけの横断幕を出してくれたことを後で聞いて感激しました。それが映っているビデオテープを送ってもらいました。

清尾 「凄まじいまでの勝利への執念」「塚本社長ありがとう」という2本の横断幕ですね。この「凄まじいまでの…」と

いう言葉は、今でもときどき使われていますし、「3か年計画」という、どこの会社にもありそうな名称も、レッズの中では特別な響きを持っています。

塚本 03年にナビスコカップで優勝したときには、私も浦和に出てきていて祝勝会にも出ました。オフトには散々言われましたよ。どうして辞めてしまったんだと。自分から辞めたわけではないんですけどね(笑)。

清尾 塚本さんが03年も代表でいたら、オフトがナビスコ杯優勝の記者会見で辞任宣言をすることもなかったでしょうからね。

塚本 オフトの選手掌握術はうまかったですね。オフトのおかげで達也も視野が広くなりましたし、守備を嫌っていた長谷部がうまく試合をコントロールするようになりました。また新人の坪井の能力を見て最初からレギュラーで使いました。わがままなエメを上手におだてて使っていましたしね。キャンプでは福田と同室にするなどして。

清尾 サッカーの点で心服していた選手が多かったと思います。塚本さん、オフトからもらったという手紙は今でも?

塚本 どこへしまったか忘れました(笑)。でもサポーターが出してくれた横断幕は、クラブ経由でいただいて。ちゃんとしまってありますよ。私の宝物です。

清尾 OBが現在のクラブについて外部からあれこれ言うべきではない、という塚本さんですが、レッズの相談役などに就任すれば正式に意見が言えるのでは?

塚本 レッズから相談役という役職を無くしたのは私なんですよ(笑)。相談役という職にいなくても、後輩から相談されればちゃんと意見を言うのがOBの役目です。でも、出しゃばるのは良くありません。

清尾 最後にレッズ時代の思い出で言い忘れたことはないですか。

塚本 スポンサーの話をしていなかったですね。レッズはパートナーと呼んでいますが。
 レッズがJ2に落ちた2000年は、多くのスポンサーの方々に助けていただきました。また、契約の交渉中に従業員が、自分たちの給料が上がらなくてもいいからレッズのスポンサーになって欲しいと会社の首脳に訴えたところもあり

ました。あまりスポンサーの話は出てこないですが、そういうこともみなさんに知っておいていただきたいです。

清尾 それは、苦しい時代に助けてもらったことを忘れて不義理をしてはいけないということですね?
 貴重なお話をありがとうございました。
(終)

 
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第1回ゲスト:塚本高志さん その2

「3年目に優勝」宣言の反響

清尾 森さんがGMになることが決まって、すぐに監督選びに入ったのですか。

塚本 森君とは別のラインで浮上していた有力な候補がいたのですが、12月に入って急にその話が駄目になったんですよ。そこで急いで森君に話したところ、すぐに3人の候補をリストにして持ってきました。 続きを読む

 
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第1回ゲスト : 塚本高志さん その1

組織の中に壁があってはいけない 

多彩なゲストをお招きしてお送りする「トーク!トーク!トーク!」。第1回は、2001年6月から2002年6月まで、浦和レッズの第四代社長(代表)を務められた塚本高志さんにお越しいただきました。 続きを読む

 
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